指輪のロウ目とは


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ロウ目(ロー目)とは、指輪などのサイズ直しにおいて、切ってロウ付けした部分の痕を言います。指輪を見て「ロウ目が出ている」とは、ロウ付け箇所が目立ってきているという意味です。
シルバー、ゴールド、プラチナなどの貴金属製の指輪は、サイズ直しする場合に接合するためにロウ付けを行います(レーザー溶接の場合もある)
ロウ付けというのは、金属を接合する溶接の一種で、接合する本体よりも融点の低い合金(ロウ材)を溶かしてそれを接着剤として用いることにより、本体自体を溶かさずに接合する技術です。指輪のサイズ直しやジュエリーの修理で一般的に使われている手法です。
ただこのロウ付けの欠点は、指輪本体の金属と接合に使うロウ材の成分が異なるため、色合いが少し違うことです。サイズ直しをするとロウ付けした部分を良く見ると線が入ったようになっています。
性質(成分)の違う金属通しを接合しているので、接合部分の色合いが違っているのは、どうしようもないことですが、熟練職人が行えばほとんどの場合サイズ直し直後はロウ目が分かりません。
違う性質の金属といっても、シルバーリングに使うロウ材は銀ロウといってシルバーの合金です。シルバーどうしを接合するので、ロウ目は目立ちません。
サイズ直し直後であまりにもロウ目が目立つ場合は、ロウ付け作業に問題があるかもしれません。
※上の写真は、ロウ付け部分に端っこに亀裂が入ってきています。

シルバーリングをサイズ直しした直後はロウ目が目立たなかったのが、数か月するとロウ目が目立つ場合があります。シルバーの場合は、空気中の硫黄分で黒ずんできますが、黒ずみの速度もシルバーの成分によって変わりますので、シルバーリングの本体とロウ材の成分の違いで黒ずみの違いに現れるわけです。

※画像をクリックすると拡大表示されます。


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ロウ目を目立たなくするためにロジウムメッキをするところもあります。ホワイトゴールドなどはもともとロジウムメッキしているのでいいのですが、いぶし加工を行っているシルバーリングはメッキができませんので、その場合は、シルバー磨きなどでこまめに手入れをすればロウ目は目立たなくなります。
レーザー溶接を行うとロウ目が目立ちませんが、ロウ付けより接合強度が落ちますので、指輪のデザインや細工などを考慮して最適な方法でサイズ直しを行うようにしてください。


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