虫入り琥珀の指輪サイズ直し

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琥珀,指輪,サイズ直し
琥珀を埋め込んだシルバーリングです。19号から21号へのサイズアップです。琥珀が入ったままではバーナーの高熱が琥珀を傷めます。そのためレーザー溶接で行うか、琥珀を一旦取ってからサイズ直し後に取り付けるかです。(ブランド:M・A・R・S)



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この指輪の琥珀は、写真ように中に蟻が入っています。琥珀は木の樹脂が地中で固化してできるもので、琥珀の内部に昆虫(ハエ、アブ、アリ、クモなど)や植物の葉などが混入していることがあります。こうしたもの「虫入り琥珀」と呼びます。


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指輪の裏を見ると琥珀が2点のささえで留まっています。このささえを緩めると簡単に琥珀が外れるので、琥珀を外してからサイズ直しを行いました。写真のようにサイズ直しの痕もなく、琥珀も傷まずにきれいにサイズ直しが仕上がりました。


琥珀(英語: amber)
とは、木の樹脂(ヤニ)が地中に埋没し、長い年月により固化した宝石である。半化石樹脂や半化石の琥珀は、コーパルという。「琥」の文字は、中国において虎が死後に石になったものだと信じられていたことに由来する[1]。 鉱物ではないが、硬度は鉱物に匹敵する。色は、黄色を帯びたあめ色のものが多い。
バルト海沿岸で多く産出するため、ヨーロッパでは古くから知られ、宝飾品として珍重されてきた。(出典:wikipedia)



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