レーザー溶接のメリット

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指輪のサイズ直しなど、ジュエリーやアクセサリーの接合(溶接)には、現在大きく分けて、「ロウ付け」「レーザー溶接」があります。

ロウ付けとは、従来から行われてきた手法で、ハンダ付けのように、接合剤をバーナーで溶かして金属同士を付ける方法です。接合剤は、付ける金属によって変わります。金を付ける場合は「金ロウ」、銀を付ける場合は「銀ロウ」といったものを使います。

レーザー溶接とは、レーザー光線を使って金属どうしを付ける方法です。レーザー光線は、エネルギー密度が高いうえ、制御もしやすく、微少な溶接や精密な溶接に適しています。また、接合剤を使わず金属どうしを付けることができます。

レーザー溶接のメリット
レーザー溶接には、以下のようなメリットがあります。

1.溶接部分が目立たない。
金属どうしを直接付けるため、他の素材が混じらないので、接合部分が目立ちません。指輪のサイズ直しなどは、一旦指輪を切断し、サイズを調整したうえで、溶接する必要があります。その際、従来のロウ付けだと、接合剤(ロウ剤)で付けているので、付けた箇所の色合いがもとの金属と違うため、接合部分が分かってしまいます。

2.宝石付きのジュエリーも溶接できる。
宝石付きの指輪などをサイズ直しする場合、従来の「ロウ付け」では、高温のバーナーを使うため、宝石にも熱が伝わります。熱に弱い宝石が付いている場合、サイズ直しができないか、または一旦宝石を外すほかありませんでした。その点、レーザー溶接は、ピンポイントで溶接できるので、接合部分以外に熱が伝わりにくく、宝石が付いている場合でも、影響をあたえません。

3.複雑なデザインや手の届かない部分の溶接できる。
ロウ付けでの溶接では難しかった、複雑なデザインのジュエリーや、ピンセットなどでも届かない狭い部分の修理や溶接が可能です。レーザー光線が届く空間があれば、溶接ができることもあります。

4.金、銀、プラチナ以外の金属でも溶接できる。
すべての金属ではありませんが、ジュエリーで主流の金、銀、プラチナ以外の金属でも修理や溶接が可能です。真鍮、銅、合金など、ジュエリーショップで断られる金属でできた指輪のサイズ直しや修理をすることもできます。

レーザー溶接のデメリット
レーザー溶接は、従来のロウ付けと比べて、いいように思えますが、レーザー溶接機自体が高価であることから、多くのジュエリー店では、サイズ直しや修理費用が高くなることがあります。また、レーザー溶接自体の技術が必要です。
小さな工房やアクセサリーショップなどでは、レーザー溶接機を導入していないことから、ロウ付けでの修理が主流です。修理の内容によっては、レーザー溶接でなくても、ロウ付けで充分なこともありますので、修理を依頼される場合は、ショップにご確認ください。

<参考>
このように → 大きな宝石付きがついた指輪でも、宝石を傷めず、溶接個所も目立たなくサイズ直しできます。


レーザー溶接を使った指輪のサイズ直し、アクセサリー/ジュエリーの修理に関することは、どんなことでもお気軽にお問合せください。

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