ガボールのSKULL WITH SPIKE RINGのサイズ直し(24号→26号)です。2号サイズアップなので、技術的にはとくに問題のある作業ではありません。このガボールの指輪は、指輪の外側真後ろに刻印が3つ入っています。刻印を均等に残してサイズ直しを行うには、どの箇所でサイズ直しを行うか少し迷うところです。
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通常リングの真後ろでサイズ直しするのですが、真後ろに刻印が入っているので、空いている部分で行います。2号サイズアップなので、刻印と刻印の間が2ミリ程度広がります。これが5号以上のサイズダウンだと、刻印と刻印の間がかなり狭まりますので、刻印が重なりあわないように、両腕の2か所でサイズ直しする場合もあります。今回の場合は、2号サイズアップなのであまりバランスも崩れずまったく問題ありませんでした。(左と真ん中の刻印のスペースが右と比べると少しだけ広がっていますが、指に着けていると気が付かないほどです)
1953年5月30日、ハンガリーのブタペストで生まれ、14歳から金・銀・プラチナなどの貴金属加工を学び、1978年25歳で渡米。その後10年間様々なスタジオでキャリアを積み、1988年実験室を意味するラボラトリーとガボールの名前を合わせた造語でガボラトリーと自らのファクトリーを名づける。スカルと言えばガボールといわれるほどそのガボールのスカルは一線を画した。アメリカでも彼のスカルを愛する人は多く、その顧客リストには様々な有名人を名を連ねている。
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